甲殻類も丸飲み?ウリクラゲの生態
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無触手綱ウリクラゲ科の有櫛(ゆうしつ)動物。
日本各地に分布するが,とくに寒海に多産します。
体は寒天質でウリのような形をしており、大きな個体では高さ20cmほどになります。
全体は淡紅色を帯び触手はありません。
下部に開く口は非常に大きく,これを反転して他のクラゲ類や小型甲殻類などをのみ込みます。
8本の櫛板(しつばん)の内側にある子午水管から多数の枝管がで,これらが各所で融合して網目状になっています。
しかし,これらの枝管と口道水管との間にはほとんど連絡がありません。
ここでは、日本各地のウリクラゲが見られる水族館をご紹介します。
鶴岡市立加茂水族館(北陸)
山形県鶴岡市、日本海に面した岬にある言わずと知れた、世界一のクラゲ水族館です。
50種類以上のクラゲを展示しているのは、世界中探してもここだけ。
クラゲの展示種類数でギネス世界記録にも認定されたことのある、こだわりの水族館です。
「クラネタリウム」では、 庄内浜で生息しているクラゲやアメリカのクラゲなどが、大小さまざまな水槽で展示されています。
ラグビーボールのようなシンカイウリクラゲが、光を反射してピンクや緑など虹色に輝いていますよ。
「流氷の天使」と呼ばれるクリオネと、シンカイウリクラゲとの混泳展示をしていたこともあり、
体長約1センチの小さな体を一生懸命動かして泳ぐ姿が来館者の人気を集めていました。
水族館の名前 | 鶴岡市立加茂水族館 |
住所 | 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1 |
アクアワールド・大洗(関東)
太平洋に面した日本でもトップクラスの大型水族館である
「出会いの海の大水槽」から先にある「クラゲの水槽3」で展示中です。
水族館の名前 | アクアワールド茨城県大洗水族館 |
住所 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252−3 |
しながわ水族館(関東)
しながわ水族館は、1991年に品川区民の強い要望で、海や川との「ふれあい」をテーマにオープンした水族館です。
2008年7月にクラゲゾーンがオープンし、4種類(ミズクラゲ・タコクラゲ・カラージェリーフィッシュ・ウリクラゲ)約200匹以上のクラゲを展示しています。
全体の照度を下げLED照明により演出された、形の違う4種類の水槽で優雅に舞うクラゲたちを眺めることができます。
水槽の形状はゆりかご水槽、円形水槽、円柱水槽、クラゲフォトスタジオ水槽の4種類で、それぞれの水槽にいるクラゲの異なった動き方を見ることができます。
水族館の名前 | しながわ水族館 |
住所 | 東京都品川区勝島3-2-1 |
新江ノ島水族館(関東)
クラゲサイエンスにて、「カブトクラゲ」「ウリクラゲ」「カンパナウリクラゲ」「シンカイウリクラゲ」の4種類を展示しています。
この仲間は、体の表面にある、櫛板(くしいた)と呼ばれる細かな繊毛を動かして泳いでします。
櫛板が波打つように動き、そこに光が当たると反射してキラキラと光ります。
自ら発光しているわけではないんですが、虹色に光るようすはとってもきれいです!!
水槽に近づいてじっくりと観察するのがおすすめです。
小さいのから大きいのまで、いろんな大きさのウリクラゲがいます。
水族館の名前 | 新江ノ島水族館 |
住所 | 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1 |
名古屋港水族館(東海)
2017年現在、日本最大の延床面積を誇る水族館でもある。
南館で展示中のウリクラゲ。
八放射に広がる櫛板が虹色に光を反射する美し差を見ることができます。
このウリクラゲはなんと水族館の目の前の海(名古屋港)で採れたもの。
水族館の名前 | 名古屋港水族館 |
住所 | 愛知県名古屋市港区港町1−3 |
鳥羽水族館(東海)
館内は、生きものの種類や生きものたちが棲息する環境に合わせ、12のゾーンに分けられています。
また、見る人に興味のあるテーマを存分にご覧いただくため、観覧順序を無くし、自由通路としました。
そのため1日でも1時間でもお客様のお時間に合わせてご観覧いただけます。
全長約240m、通路全長約1.5km、室内型としては国内でも大型の水族館です。
特別展示室にウリクラゲは展示されています。
七色に光る姿は他の星から来た宇宙船のようと言われていますよ。
水族館の名前 | 鳥羽水族館 |
住所 | 三重県鳥羽市鳥羽3丁目3−6 |