ホホシロザメの生態
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ホホジロザメは、体長4mから6m体重680kgから1000kgを超える大型の肉食系サメです。大きな個体でなんと11メートルのホホジロザメの観測報告もあります。主に温かい海から冷たい海まで幅広い海水温度で生息しています。
ホホジロザメは日本独自の名前です(ちなみに英語ではGreat White Shark)が、名前の由来は頭の横、側頭部が白いことから名付けられました。非常に鋭利な長さ7.5cmある歯を持ち、その歯はノコギリのようにギザギザし、食料を噛み切るのに適した形になっています。ホホジロザメの歯は3段構造になっていて、1本でも欠けると後ろの歯がせり上がって出てきます。また、歯は何回でも生え変わることができます。
泳ぐ速度は、普段はゆっくり泳いでいますが餌の捕食の際は、時速25kmから35kmのスピードで泳ぎ、海面から体が完全に出るぐらいのジャンプをすることができます。
ホホジロザメの子供は、中型の魚やエイなどを食べ、大人になるとアシカやオットセイ、アザラシなどの大型哺乳類が主食になります。
ホホジロザメは、泳ぎ続けなければ呼吸ができないため、飼育が大変難しいです。実際に日本でもしまね海洋館や美ら海水族館で飼育を試みていますが短期間で死亡しています。海外でもアメリカのモントレーベイ水族館で飼育を試みていますが、100日以上の飼育に成功しつつも、ガラスにぶつかり鼻に怪我をして海に帰しています。このモントレーベイ水族館は2011年以降ホホジロザメの飼育は行っていません。
つまり現在は日本のみならず世界中でもホホジロザメを飼育している水族館はありません。
しまね海洋館(島根)
島根県のしまね海洋館は、2000年にオープンした中四国地方最大級の水族館です。シロイルカによる「バブルリング」というタバコの煙で輪っかをつくるようなパフォーマンスで有名です。
名称 | 住所 |
しまね海洋館 | 島根県浜田市久代町1117-2 |
ホホジロザメの名前 | 大きさ・年齢 |
名無し(オス) |
オス約3.5メートルの成体、2016年1月5日から飼育開始 2016年1月8日に死亡 |
美ら海水族館(沖縄)
沖縄の美ら海水族館は読谷村沖の定置網にかかったホホジロザメを、成体では世界で初めて飼育し始めましたが3日後に死亡しました。
名称 | 住所 |
美ら海水族館 | 沖縄県国頭郡本部町石川424 |
ホホジロザメの名前 | 大きさ・年齢 |
名無し |
2002年から幼体を4日間飼育 |