水族館の皇帝?エンペラーペンギンの生態
エンペラーペンギン(Aptenodytes forsteri)は、鳥綱ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属に分類される鳥類。現生のペンギンでは最大種で、最も南に分布するペンギンでもある。
別名コウテイペンギン。
エンペラーペンギンは、世界に生息する全 18 種類のなかでもっとも体が大きく、地球上でもっとも南に分布するペンギンの一種です。
通常、ひとつの卵を産卵し、孵化させます。アドベンチャーワールドでは、事故などで、卵や赤ちゃんが押しつぶされることを防ぐため、温湿度の管理ができる孵卵器で卵を温め、孵化させています。
現在、コウテイペンギンに会えるのは、アドベンチャーワールドと名古屋港水族館の2施設だけです。
名古屋港水族館
全国の水族館・動物園マップ
南極の自然環境を再現した「ペンギン水槽」
白と黒のツートンカラーのアデリーペンギンを含む、4種類のペンギンたちの賑やかな水槽は、いつまでも飽きることなく眺めていられます。
名古屋港水族館では、例年、卵は産まれるものの受精卵が得られず、繁殖に成功していません。太り過ぎが原因?ダイエット中だそうです。
自然界のエンペラーペンギンは海から100㎞も離れた繁殖地まで歩いて移動し、相手を探して交尾、産卵をします。海から陸にあがり交尾までの期間は約1カ月。
海の生き物を食べているペンギンは、当然この間何も食べることはできません。絶食です。
実際メスのエンペラーペンギンにおいて、繁殖地到着時(4月)には28kgあった体重が産卵直後(5月)には22kgまで減少したとの記録があります(体重60㎏の大人なら48㎏になるのといっしょです)。
名古屋港水族館のエンペラーペンギンはというと、繁殖期でも餌を与えているので4月の体重は30kg、もちろん5月も30kg。全く変化していません!
水族館の名前 | 名古屋港水族館 |
住所 | 名古屋市港区港町1番3号 |
アドベンチャーワールド
パンダ飼育で有名。サファリパークだが、イルカやシャチ、アシカのショースタジアムや、海獣館、ペンギン館といった、水族の展示も行っている。
極地の動物を展示する海獣館とペンギン館(ペンギン王国)は、さすがワールドサファリで、普通の水族館に比べてとても広い。
2018年10月3日(水)、アドベンチャーワールドにて誕生しました。
アドベンチャーワールドでエンペラーペンギンの赤ちゃんが生まれるのは、12羽目となります。
「生まれて初めて見た動くものを親と認識する」という鳥類の習性を利用し、給餌の際、スタッフがペンギン型の帽子を被り、ペンギンの嘴に見立てた手袋を装着します。
声は一切発さずに、録音した親鳥の鳴き声を聞かせ給餌していました。
その姿が話題となり、NHKのニュースでも放送されました。
水族館の名前 | アドベンチャーワールド |
住所 | 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399 |