トナカイのいる動物園

トナカイといえばクリスマス。トナカイとは？

トナカイ（アイヌ語: tunakkay、学名: Rangifer tarandus）は、哺乳綱鯨偶蹄目シカ科（シカ）トナカイ属の1種です。
本種のみでトナカイ属を形成します。別名、馴鹿（じゅんろく）。
ヨーロッパ、アジア、北アメリカの寒帯に分布していて、ラップランドやノルウェーの一部、シベリアの一部では古くから家畜にされています。
ちなみに鹿はオスのみだけしか角が生えていませんが、トナカイはオスにもメスにも角が生えています。
しかもトナカイのメスの方がオスよりも大きな角が生えているとのこと。
メスが大きな角を持つ理由は、子育てのために雪を掘って子供の餌を確保するためです。

クリスマスでなじみが深いトナカイですが、現在日本で展示されているところはあまり多くありません。

こちらではトナカイが飼育されている動物園や牧場をご紹介します。

釧路市動物園

園内の北門近くにはトナカイ舎があり、北海道で育ったトナカイを間近に見ることができます。
クリスマス時期には、トナカイの角を使った特製のクリスマスツリー、トナカイ舎の見学（ガイド・エサやり体験）、トナカイの生態についての展示、スタンプラリーなどのイベントが行われています。
2019年はトナカイの出産ラッシュです。

ほろのべトナカイ観光牧場

北海道にある日本で唯一のトナカイ牧場が「ほろのべトナカイ観光牧場」です。7万5,583平方メートルの広大な敷地には、人懐っこい65頭のトナカイが放牧されています。
エサやり（1袋200円）は、手の上にのせて食べていただくという、かなりレアな体験。
トナカイのそり体験もあります。
入場無料もうれしいポイントです。

秋田市立大森山動物園ミルヴェ

大森山動物園のトナカイは、池で水浴・泳ぐことで暑さ対策やサシバエ対策に効果がでているようです。
雁来（カリキ、メス）が大ジャンプで池に入ります。

那須どうぶつ王国

トナカイの角は、毎年生え変わります。
季節によって、角の様子にも変化がありますので、ぜひ観察してみてください。
クリスマスにはサンタクロースと本物のトナカイとの記念撮影ができる「トナカイとの記念撮影」が体験できます。

多摩動物公園

2018年4月19日、多摩動物公園でトナカイのオスが誕生しました。
「飼育の日」に産まれたので、「シーク」と命名しました。
母親「ノンノ」は5年連続で出産しているベテランのお母さんです。
クリスマスにはトナカイの生態を学べるイベントが開催され、参加者にはトナカイの角で作った「お守り」がプレゼント。

羽村市動物公園

クリスマスにはトナカイの「チョッパー」と記念撮影イベントを行います。
クリスマス装飾されたトナカイ舎をバックに、トナカイとサンタに扮した飼育員が登場し、間近でトナカイと一緒に記念撮影ができます。
お子さま用のサンタ帽もご用意しているとのことです。
また、たまにトナカイのエサやり体験も行っています。
人間が大好きで、名前を呼ぶと寄ってくることがあるそうです。

須坂市動物園

2018年、北海道の幌延町よりメスのトナカイが仲間入りしました。
相性は公募で「ベル」に決まりました。
寄付や協力金の『須坂市動物園みんなの夢基金』を利用しての購入です。
もともといたオスのトナカイとの繁殖が期待されています。
クリスマスにはトナカイ2頭と一緒に写真を撮るイベントが開催されます。

東山動植物園

トナカイの名は「カリー」
トナカイと触れあえる「トナカイさんにおやつをあげよう」がクリスマス時期に開催されています。